視力が悪く、眼鏡やコンタクトレンズが欠かせないという方にとって、裸眼で暮らせることは夢のようですね。その夢がかなうのがレーシック手術です。
タイガー・ウッズが受けたことですっかり有名になったレーシック。数ある視力矯正手術の中でも、レーシックは最もポピュラーな施術です。
やってみたいとお考えの方も多いことでしょう。でも、レーシック手術の内容がよく分からない、リスクは?などの疑問にお答えします。レーシック、イントラレーシックで迷わないでください。

レーシックは角膜を削って凹レンズのように機能させるのだとしたら、遠視の矯正はできないと思われますか? いえ、遠視レーシックもあるのです。ただ、まだ近視レーシックほど一般的ではなく、これからの開発を待っている技術といえます。
遠視とは、目の屈折異常のひとつで、遠方から眼内に入った平行光線が、調節力を働かせていない状態で、網膜の後方に焦点を結ぶ状態をいいます。
眼は遠くを見るとき(5m以上)、調節力は働きません。調節力とは眼の中の筋肉(毛様体筋)を働かせて水晶体の屈折を強くする機能です。調節力は近くを見るときにだけ使われます。
調節力は小児の時に最も大きく、それ以後は加齢と共に徐々に減少します。遠視を老眼(いやな言い方ですが)と呼ぶのはそのせいですね。
遠視の人は遠くを見ているときも、調節力を働かせて遠視を補正しようとします。 自動焦点のカメラのモータが常にウンウンとうなってるような状態です。このため、眼精疲労の原因になり、肩こりや頭痛、光のまぶしさを訴える方も多いです。遠視は辛い症状なのです。
遠視レーシックでは角膜の周辺部分をドーナツ状に削ります。すると、相対的に角膜の中央が厚みを増しますので、凸レンズのように作用するのです。ただ、近視レーシックと比べるとやはり手術は難しく、まだ、現時点の技術では、矯正範囲は狭いようです。
遠視レーシックは近視の場合に比して、予測性が落ちる傾向にあります。コンタクトレンズで不自由なく暮らせるのであれば、現時点で敢えてレーシックを受ける必要性は少ないでしょう。遠視の程度により、よほど不自由な生活を強いられている方で、レーシックにより改善が望める方に限られる施術だと思います。よく専門医と相談ください。